触覚を使ってのレッスン

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2021.03.12

触覚を使ってのレッスン

こんにちは!名古屋のウクレレ、ボーカル、ギター教室「ポワンポワンスタジオ」です。

今日のテーマは「触覚を使ってのレッスン」です。

コロナが拡大してからオンラインレッスンが世間的にも有名になり、今も10名以上の生徒さんがオンラインでレッスンを受けています。
ただオンラインだとどうしても出来ないことがあるんです。

それは「触覚による理解」。

「聴覚」や「視覚」はある程度環境を整えればカバー出来る部分もあるのですが「触覚」だけは現代の科学技術ではまだまだ難しいようです。
どういうことかというと、僕のレッスンでよくあることなのですが、生徒さんにプロのカッティングを知ってもらうために左手を生徒さん、右手を講師が弾いて左手で僕の右手のカッティングを受け止めてもらうということをよくします。
そうすると生徒さんが思っているよりも軽いカッティングで生徒さんが思っているよりも強い振動が左手にかかるのを身をもって体感できます。
「うわっ・・・こんなに強いんですか??」
「すごく(左手が)ビリビリします」
という感想を大抵の生徒さんは持つようです。

これが「聴覚」や「視覚」だけだと、家に帰って練習する時にわからなくなってしまうことが多く、真似しようと思っても加減がわからないのですが、この「触覚」に訴えるレッスンの場合、その時の「ビリビリ」した触感を左手が覚えているので同じくらいの「ビリビリ」感が出るまで練習するとある程度右手が改善されます。

またその後どうやったらそれくらいのカッティングが出来るのか、腕の振り、リストの回転、ピックの角度、ピックを持つ親指のことなど細かく論理的にレッスンをしていきます。
深く入りすぎると専門学校の生徒に話すくらいの深度になってしまうのでわかりやすく出来ることを説明していきます。

ちなみに「ビリビリ」するのも本当は手と指板の間に隙間があることを意味しているのであまり良くはありません。右手が改善したら次は左手・・・そうやって少しづつレッスンしていきます。

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